新大陸の採用イベントをご紹介します
【座談会】ライフイベントと共に新大陸でいきいきと働き続けるために必要なこととは?
新大陸は、ビジョンを共にする仲間が性別・国籍・年齢関係なく活躍できる組織を目指しています。
入社後に結婚や出産を迎えて勤務体制が変わったり、不妊治療や介護などと勤務を両立させたり、それぞれのライフスタイルを送る新大陸の仲間たち。ライフイベントを大切にし、家庭を大事にしながら、組織に貢献したい!成長したい!と願うメンバーが揃っています。
今回は、先ごろ結婚してこれからさまざまなライフイベントを迎えるメンバーが、既に出産や子育てを経験している仲間に、持つべき視点やこれから取り組むべき課題について質問をしていく――そんな座談会になりました。
<パネラー紹介>
石上 朋穂(大阪オフィス・営業)顧客に寄り添う提案で社内外から厚い信頼を得る。一方で先輩としても新人にきめ細やかなサポートを行うエース営業ウーマン。写真左上
中野 尊(大阪オフィス・ディレクター)深い洞察力と多彩なアイディアで、成功ナレッジを次々と生み出す敏腕ディレクター。一昨年、双子の父となる。写真左下
織田 史子(福岡オフィス・制作)クリエイティブチームで制作業務やマニュアル作成などリーダーシップを発揮しながら、2人の子どもの受験勉強にも寄り添う。写真右下
山本 好乃(浜松オフィス・人事)採用・研修企画を行う。一昨年、初の出産を経験。産後8ヶ月目に復帰し、フルタイム勤務。写真右上
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石上:入社した頃は独身だったので、全力で仕事する毎日でしたが、結婚を期にこの先のライフステージについても考えることが増えました。会社の制度・環境だけでなく、社内の風土やカルチャーをどう作っていくべきかというのが、このところのテーマです。
クリエイティブチームは、子育てをしながらパートタイマーとして就業している人が多く、支え合いながら仕事をしている様子が印象的で、お子さんがいてもパワフルに働いている方が多いと感じます。ディレクターチームや営業チームにもこれからライフイベントを迎えるスタッフが多いので、生かせることがないか、クリエイティブチームのお話を伺いたいなと思っています。
織田:テレワーク制度の導入は大きかったなと改めて思います。テレワークのおかげで、子どもの夏休みや学校行事、急なお休みなどに対応できるようになりましたし、学童を利用しなくて良くなりました。パートスタッフは主婦が多いので、そういう制度を整えようとする動きがスムーズにできてきましたよね。
働く時間に制約はあるけれど、何かあった時は休みやすいし、休んでも誰かがフォローしてくれる環境があるから、自分も誰かに何かあったら頑張ろうと思えるんです。クリエイティブチームには、“助け合う”という風土がありますね。
石上:営業やディレクターは顧客接点があるという性質上、「自分でなければ」という思いもあり、仕事が俗人的になりがちなんですが、これから妊活や出産を控えたメンバーもいることを考えると、より一層そういった風土を醸成していきたいなと思いますね。最近は、どうやったら休んだ人をフォローできるのか、など部内やリーダーと話し合う機会も増えてきています。
山本:私も産後8ヶ月で復帰しましたが、やはり最初は子どもが熱を出したり、自分が子どもから風邪をもらったりして、産前よりも体調コントロールが難しくなり、どうしてもお休みしなければならない日もありました。そんな時は、同チームのメンバーが面談などの業務を代わりに行ってくれて、すごく助けられましたね。
外勤の方はお客様との接点も多くあるので、相互フォローなどの難易度は高くなるのかもしれませんが、外勤の方が復帰されてもうまくやりくりできる組織体制を作っていきたいですね。
石上:ディレクションチームはどうですか?
中野:現状では、あまりそういったことをメンバー同士で話し合ってはいませんね。ただ、ディレクターは裁量が大きい職種なので、ライフスタイルに合わせて仕事ができる環境が作りやすいとは思います。その分スケジュール管理などをしっかりすることが必要になってきますけどね。時間管理ができるようになれば、自分の成長の時間に当てたり、育児の時間に当てたりすることができると思います。
石上:裁量が与えられている分、勤務の仕方はフレキシブルで、本来的にはプライベートや家庭との両立もしやすいはずなのに、実際は「そんなことしていいのかな?」と思ってしまう節もあるんですよね。営業職は「昼間はアポがとりやすいから、真昼間から会議するのはやめよう」という潜在意識があるのか、夕方以降の会議や打ち合わせを設定しがちです。他の拠点や部署はどうですか?
山本:浜松は出勤時間が本当にバラバラ。お子さんを送ってから出社する男性スタッフもいますね。自分の周りにはママさんが多く、18時過ぎると周りの人が「早く帰らなくてもいいの?」と気遣って声をかけてくれたので、帰りづらいということはなかったですね。部署や拠点によって年齢構成や男女比、育児経験者の数も違うので、社内でも実際の感じ方はまちまちかもしれません。
織田:営業部内で前例がないのなら、石上さんが作っていけるし、それってすごく良いことだと思う!新大陸には、「決められた道を行かないといけない」ということがないから、自分で切り開いていけるって思っているよ。
石上:実際に営業チームではそんな話を良くするようになりましたね。
山本:チームのみんなが、石上さんに営業メンバーとして活躍し続けてほしいと思っているからこそだと思います。
石上:こういう話ができる環境があること自体が良いなと思いますね。この座談会の機会がなかったら、まだ営業チームで話題になることはなかったかもしれません。
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中野:たくさんの会社を知っているわけではないけれど、新大陸はかなり働きやすい環境であると感じますね。その分、僕たちは「働く」ということや「成長していく」ということに対してもポジティブになっていかないといけないと思います。ただただ「働きやすさ」だけが下支えになってしまう環境だと、会社と個人、双方の成長が続かないと思いますね。
次のステージに上がるには、「環境」と「自分の仕事に対するポジティブさ」の両方が必要なのかなと思います。“新大陸っぽい人”は、実際そうしていますよね。
山本:産休前は遅くまで残っていた時もあったんですけど、復帰後は18時にちゃんと帰るようになりました。必要に迫られてですが(笑)。その分、短い時間の中でも影響力を発揮できたり、他のメンバーが納得感を持てるように、自分の専門性や実力を高めていかないといけないという良い緊張感があります。これも皆さんが支えてくれたからですね。
中野:新大陸では制約のある人が、かえって活躍できているなと感じることもありますね。限られた時間の中で生産性を高めているように見えます。ダラダラ時間をかければ良いというものではないですし、時間がないから成長できないというわけでもないと思います。
山本:そうですね。16時で仕事を終わらせてサッと帰って、成果を出しているような先輩・上司が側にいた方が、自分もそうありたいと憧れて頑張れると思うんですよね。
石上:入社当時は時間の制約なく取り組んでいたけれど、結婚して早く帰りたいと思うようになって、逆に生産性は上がっていると思います。以前よりも確実に業務量は多くなっているんですけどね。だから今の中野さんの言葉も刺さりました!
メンターを任されて営業を教える立場になった時、自分ももっと勉強をしてメンバーにアウトプットしたいと思ったし、それがすごく楽しく感じるようになりました。
中野:新大陸の良さって、誰かのためにと思って行動ができるところだと思います。逆に「あれやれ、これやれ」という社風だったらこんなにパフォーマンスが出せていないと思いますね。むしろここにいないかも(笑)
山本:一人ひとり、結婚・出産後の仕事にかけたいウエイトも、家庭のサポート環境も、それまでの経験も全く違うので、どういった働き方が良いという正解が一つではないのが人事としては難しいところです。ただ、個人としては、どういう環境であれ生産性を高めながら限られた時間でも成果を出す努力は必要だなと思いながら働いています。その前提で、長期で働ける環境を皆で作っていきたいと思っています。
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石上:周囲の友人の話を聞いたりして、なんとなく子育てのイメージはあるけど、中野さんの子育て(双子)ってどういう感じなのか気になります。
中野:双子だからといって、大変さは単純に2倍にはならないかな。1.7倍くらい(笑)。双子は、どうすればいいかセットで考えられるからね。夜泣きとかあるけど、生まれたばかりの時がちょうどコロナ禍で全社的にテレワークだったので、すごく助かりましたね。でもまあ、世のお父さんは育児やっているって言っても、「8:2」で奥さんがやってることの方が多いんじゃないかなとも思いますけどね。
石上:中野さんが実際8:2の2だったとしたら、それを「8:2だよ」と正直に言えるのって素敵だなと思いますね。うちは旦那さんの帰宅時間が遅いので、ワンオペになってしまう可能性もあるんですけど…以前、営業会議が長引いてしまったときに、男性の営業メンバーが「もう子供をお風呂入れなきゃいけないからオレ抜けるわ」と言って帰った時があったんです。その時に「良いパパやなぁ」と思いましたね。そういった子煩悩パパがいるのって良いですよね。
中野:新大陸って、正社員は朝9時ぴったりに来なくていいじゃないですか。9時から会議があることってほとんどないですしね。それがすごく助かりますね。朝の送り迎えの時って、必ず何か事件が起きるので。
石上:今後は、自分が手をあげて取り組んでいかないといけないなぁと思っています。業務とは別軸で、女性として直面するいろいろなことを良くしていきたい、サポートしていける環境を作っていきたいですね。
織田:どんな風にもなれるというか、前例がないからこそ、ご本人次第でどのようにでも広げていける環境ですからね。女性も男性も、いつまでも働きやすい会社であってほしいなと思います。
中野:新大陸は色々なタイプの人がいるから、自分とは違ったライフスタイルや属性を持った人と接したり、気持ちを想像しながら働くことはとても大事ですよね。そういうことができる人が新大陸には沢山いるという印象です。
山本:マーケティングって、自分とは違った属性のペルソナ・ターゲットのことを考えることが必要だから、その習慣が生かされているのかも!
中野:そうですね!日々、仕事もプライベートも妄想しながらやっていますね(笑)
織田:中野さんが言ってくれた、「自分とは違う人のことを想像する」「制限があるからこそ自由になれる」という感覚は、私も日々大事だなと思っていたので、今日お話が聞けてよかったです。
「編集者より」
初めて経験するライフイベントに対して、全く不安なくキャリアを考えられる人は稀だと思います。新大陸はまだまだ発展途上のベンチャー企業なので、前例や自分にぴったりくるロールモデルは探しても見つからない、というケースがほとんどです。
そういった中でも一人ひとりが自分らしい成長を実感しながら、長期的にいきいきと働けるように、選択肢を提示できる組織でありたいと思います。そして、働いていく私たちは、「自分がどうしたいのか、どういう力を身につける必要があるのか、何ができるのか」を考え続け、自立したビジネスパーソンでありたい、改めてそう感じる座談会でした。